冷蔵車で冷凍貨物やパーシャル貨物を運びたい
冷蔵車を保有しているものの、いわゆる2槽式になっておらず、冷凍室が用意されていない場合があります。実際に、冷凍貨物の物量が多くない場合に、2槽式に改造するには、コストが見合わないばかりか、冷蔵貨物のスペースが不足してしまう懸念があります。
そこで、冷蔵車で冷凍貨物を輸送する方法をご紹介したいと思います。
方法としては、以下の2案が考えられます。
- 化学の力で冷却する(保冷保温ボックスと保冷剤)
- 貨物の力で温度上昇を抑える(保冷保温ボックスのみ)
投資コスト的にも運用面からも保冷剤を使わない②の方が、望ましいと言えます。保冷剤を使わないで良いかどうかは、運びたい貨物の熱容量(重量や比熱)とキープ温度と輸送時間から判断しなければいけません。ワコンにお問い合わせ頂ければ、温熱解析シミュレーションで、可能性の有無を判断させて頂きます。
判断基準
冷凍貨物の表面温度が-18℃より高温になってはいけない。
保冷剤が必ず必要です。
どのくらいの保冷剤が必要になるかは、
ワコンまでお問い合わせください。
輸送時間は24時間以上である。
ほとんどの場合、保冷剤が必要になりますが、貨物の重量が大きければ、ボックスの断熱性能を上げることで、保冷剤をなくすことができるかもしれません。
ワコンまでお問い合わせください。
熱容量が大きい貨物である。
(重量がある/比熱が大きい)
保冷剤を使わないで保冷輸送できる
可能性が高いです。
ワコンまでお問い合わせください。
輸送時間と希望温度によっては、
保冷剤を使わないで済むかもしれません。
ワコンまでお問い合わせください。